ソフトウェアの品質を学びまくる2.0

旧ブログからゆっくり移行中です。http://blog.livedoor.jp/prjmng/

2013年に読んで面白かった本 - その3

マンガでその1・その2をやりましたが、その3で終わりです。マンガ以外読んでなさすぎだろ・・・。 kzsuzuki.hatenablog.com kzsuzuki.hatenablog.com 小説編 いろいろ読みましたが、やっぱりSFが好きみたいです。 天涯の砦 近未来の宇宙開発時代を舞台にした…

2013年に読んで面白かった本 - その2

マンガ編(続き) その1の続きです。 kzsuzuki.hatenablog.com 式の前日 叙述トリックのよく効いた名短篇集。 叙述トリックって、たとえば話者をわざと誤解させたりと、視覚面を想像で補う小説でこそ実現しやすい仕掛けだと思うんだけど、マンガでうまくやる…

2013年に読んで面白かった本 - その1

2013年も暮れですね。今年はたくさん本を読みました。良質な出力をするためには、良質なインプットが必要ですからね!レンタル屋さんでマンガをたくさん借りました。 ということで、今年読んでよかった本を紹介します!リンクから飛んで、Amazonで購入してく…

自らの心の闇に直面させられる恐ろしいレビューのテキストが登場・・・!

これまで、設計レビューに関する書籍の定番と言えば、Kerl E. Wiegers氏の『ピアレビュー』でした。そこに今年、新たな定番が加わりました。しかも、日本語で。 ピアレビュー 作者: Karl E.Wiegers,大久保雅一 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2004/02/28…

悪意あるベンダーが跳梁する世紀末IT業界を生き抜く

ITシステムに関する契約は、契約・発注・指示・検収・支払いを各部門が分担して行っており、全体像がよくわからない・・・。納品とか検収とか、請負とか準委任とか、瑕疵担保責任・善管注意義務とか、言葉は知っていても「詳しく・正しく」と迫られるとちょ…

ソフトウェア改修時のデグレードについての大きな誤解

タイトルは釣りです。そして、タイトルを見て「デグレード? 何?」と感じた人は幸せかもしれません。 先に結論を言うと、「デグレード」という日本語は、「degrade」という英語と対応しないそうです! デグレードとリグレッション わたしがこれを知ったのは…

「シナリオテスト」とは一体何なのか - その3

その1、その2の続きです。 kzsuzuki.hatenablog.com kzsuzuki.hatenablog.com 今回の話はだいぶ机上の空論感が漂いますので、聞き流してくださいね。なお、「テストシナリオ」という言葉については、その1からオレオレ定義しており、ユースケースの結合的な…

「シナリオテスト」とは一体何なのか - その2

間が空いてしまいましたが、その2です。「その1」と書いて放置しているエントリー、多そうだな・・・。 「テストシナリオ」という言葉はオレオレ定義していますので、その1のエントリーから読んでいただけると幸い。たこはちさんからコメントいただきました…

「シナリオテスト」とは一体、何なのか - その1

NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)の研究事業として、STE(Software Testing for Enterprise systems)という活動があります。エンタープライズ向けシステム開発におけるテストについての議論を行うもので、ぼくはその交流会に参加しています…

【書評】最も単純に見える「確率」にすら大いにダマされる

はじめに、次の文章を読んでみてください。 「ツールの導入により、1,000行あたりの欠陥の数が30%減った」 「ツールの導入により、1,000行あたりの欠陥の割合が0.3%減った」 どちらのツールが効果的に聞こえるでしょう。2つの文はともに、コード1,000行あた…

JSTQB-ALシラバスのお勉強 ─ 3.7~3.8

3.7と3.8は全然関係のない内容ですが、短いので一気に。 3.7 テストのビジネスバリュー テストに携わる者は、テスト戦略やテスト設計ができるのはもちろんこと、「そのテストをすることにどんな価値があるのか」をキッチリ説明できねばならぬ。 ここで、品質…

JSTQB-ALシラバスのお勉強 ─ 3.4~3.6

3.4~3.6は、テストの見積り・スケジューリングです。 3.4 テストの見積り 「その作業にどの程度の時間がかかるか」というのは、テストに限らずどんな活動にでも現れる仕事。重要な点は以下です。 見積りの対象は、「実行」だけでない 当然ながら、テストプ…

JSTQB-ALシラバスのお勉強 ─ 3.1~3.3

第3章は「テストマネジメント」。しばらくPMPの勉強に没頭していたせいか、この章はPMBOKがチラつきます。 3.2 テストマネジメントドキュメント テストマネジメントにおける共通的なドキュメントの話です。テストに関するドキュメントの標準はIEEE829に整備…

JSTQB-ALシラバスのお勉強 ─ 2.6~2.7

2.5は、長すぎでしたね。 テストの「終了」作業、行きましょう。 2.6 終了基準の評価とレポート テストの開始から終了まで、進捗のモニタリングとレポーティングが必要です。レポーティングの書式の標準として、IEEE829ではテストサマリレポートというものを…

JSTQB-ALシラバスのお勉強 - 2.5

いろいろ書いてきますが、「明らかに間違ってるだろ」とか「それは違わなくない?」っていうご指摘があれば、ぜひくださいませ。わたしは修行中の身です。一人でしんみり学んでいると、読み合わせという活動の喜ばしさがよくわかります。 ・・・さあ、2.5は…

JSTQB-ALシラバスのお勉強 - 2.4

「2.4 テスト分析と設計」では、テスト条件の特定と、テストケースの作成について解説しています*1。 わたしのように忘れている方のために書いておくと、テスト条件(test condition)は、 コンポーネントやシステムのアイテムやイベントで、テストケースに…

JSTQB-ALシラバスのお勉強 - 2.1~2.3

第2章は、テストプロセスに関する説明です。 Foundationで学んだ用語を忘れているとキツイ。いや、たとえ覚えていても、シラバスの文章は難解だと思います。わたしのように、中途半端な英語力をお持ちの方には、日本語版→英語版 という読み方をオススメしま…

JSTQB-ALシラバスのお勉強 - 1.1~1.5

JSTQB Advanced Levelの、学習内容についてのメモです。シラバスの読み合わせをする友人?いませんよ。 日本語がたまに難解なので、英語版(ココにあります)も参照して英語修行。原文を読むと、たとえば「"Technical Test Analyst" module」とあり、「modul…

「誤り」と「障害」と「故障」 ─ その2

その1はこちら。 kzsuzuki.hatenablog.com このエントリを書いていて、「fault だろうが failure だろうが、そんなの関係ねぇ!(前世紀)」という優しい気持ちになっていましたが、SQuBOKが採用しているJIS X 0014にはさらに、「mistake」もあるみたいです…

「誤り」と「障害」と「故障」 ─ その1

いわゆる「バグ」と、その周りの言葉は、定義が曖昧だったり使う人によったりして、誤解を招きやすいですよね。ちょっと整理してみました。 SQuBOKの定義 JIS X 0014:1999、SQuBOKでの定義は以下の通りです。 誤差・誤り(error) 計算、観測もしくは測定さ…