ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

JSTQB-ALシラバスのお勉強 - 1.1~1.5

 JSTQB Advanced Levelの、学習内容についてのメモです。シラバスの読み合わせをする友人?いませんよ。
 日本語がたまに難解なので、英語版(ココにあります)も参照して英語修行。原文を読むと、たとえば「"Technical Test Analyst" module」とあり、「module」という言葉が「種別」といった意味で使われるのだなあと、なかなかに面白い。

 さて、第1章は、総論ですね。

1.2 ソフトウェアライフサイクルにおけるテスト

 1.2の要点は以下の通り。

  1. Sequential、Iterative、Incrementalと、どのようなソフトウェア開発モデルを選択したとしても、テストというプロセスはついてまわる。そしてそのテストプロセスは、開発モデルに沿ったものでなくてはならない。
  2. テストは独立したプロセスではなく、プロジェクトマネジメント、前工程である開発、後工程である保守・サポートなど、多くのプロセスと連携する。特に、構成管理と変更管理(Configuration and Change Management)が、テストにとって重要。

1.3.1 システムオブシステムズ

 1.3.1では、システムオブシステムズという言葉が出てきます。System of Systemsと入力するのも大変です。誰か早く「Soss」とでも略して定着させてください。

 システムオブシステムズ(単語登録済み)はシラバスにおいて、「共通の目的を達成するために、専用のマネジメントの構造を持たずにコンポーネントが協調し、相互接続するもの」と定義されています。PMBOKでいう「プログラム」に相当するものかと思いましたが違うようですね。

 どうも、単なるシステムと、システムオブシステムズに、本質的な境界があるわけではない。あるシステムの構成要素であるサブシステムが、それら自体で十分に複雑であったり、それぞれが別の手法で開発されていたり、相互のインタフェースが複雑であったりする時などに、そのシステムをシステムオブシステムズとして扱うべし、といっているように聞こえます。

 システムオブシステムズにおいては、各サブシステムより1段階高いテストレベルを考える必要があります。各サブシステムにおけるシステムテストが、システムオブシステムズにとってはコンポーネントテストレベルだったりするからです。

1.3.2 セーフティクリティカルシステム

 セーフティクリティカルシステムは一言でいうと、障害が起きるとヤバイぜっていうシステムのこと。例として、航空機のフライトコントロールシステムや、原発の炉心制御システムなどが挙げられています。
 そのテストマネジメントについては、後述とのことです。やっつけな要約で申し訳ない。

1.4 メトリクスおよび測定

 メトリクスについて、注意点を要約してみた。

  • 定義の明確なメトリクスを、
  • 必要で有用なもののみに絞り、
  • 導出はできるだけ自動化して、
  • 結果を速やかに報告せい。

1.5 行動規範

 この節は、読めば「うん、そうだね」ということばかりです。たとえば、

 認定されたソフトウェアテスト担当者は、生涯その専門性を磨くための学習を続けるとともに、実践の場でも倫理的なアプローチを広めなければならない。

 一生勉強する気のない人は、不合格!